8-1

この面は、製作者が設定したホールに全く気付かないまま クリアしてしまう可能性が高いという珍しい面です。 製作者が考えた解答に気付きにくい面については、 迷宮の復活の 別解特集でもいくつか取り上げましたが、 ホールが無視されるというものは滅多にありません。 以下で、その詳細を紹介します。
左図はステージの初期状態で、数字のマスはホールのある 場所を表します。


よくある解答

まず、よくある解答(ホールは使わない)を見てみましょう。 多くの人が、この解答でクリアすると思います。
1.
まず、最初からあるEFの右半分を使って、右端の ドンメドーサを閉じこめてしまいます。
2.
次に、左端のドンメドーサの動きを封じます。 点線の場所にEFを置いてその右で待ち、 ドンメドーサが下に行ったらEFを左に押し込んで、 閉じこめてしまいましょう。
3.
矢印パネルの間にいるスネーキーにショットを当てて 玉子にした状態で、中央のスネーキーを上に押して船にします。 次に玉子を上に押して上陸し、ハートを取ってその場で待ちます。 するとその下で玉子船の動きが止まるので、 すぐに乗り込んで、下のスネーキーを玉子にして押していき、元の 岸へ帰ります。押した玉子はその場に放置してもいいですし、川へ 落としてもよいです。
4.
左下のスネーキーを上に押していって船にし、左上のハートを回収します。 船は川のところで行ったり来たりを繰り返すので、 それに乗って元の岸へ帰ります。帰ったら、玉子はショットで吹き飛ばしておきます。

あとは、適当にスネーキーを選んで右上の川へ渡り、宝箱まで行ければクリアです。

ホールを使った解答

続いて、ステージに設置してあるホールを使った場合の解法を紹介します。
手順1は、上で紹介した解法と同じです。

2.
まず、点線の場所までEFを運びます。 次に、ドンメドーサが上へ行くと同時に EFを上に押して、ハートより半歩下のところ (図の場所) まで押したら下へ 帰ります。
3.
ステージ中央のEFを使って、左端のドンメドーサを 閉じこめます。やり方は、上の解法の手順2と同じです。
その後、左中央のハートを取っておきましょう。
4.
右から2列目のスネーキーを使って、川を渡り、ハートを取って 元の岸へ帰ります。
5.
次に、右から3列目のスネーキーを1歩右に押します。 以上で、さっきのスネーキーの復活場所とホール1が塞がれるので、 スネーキーはホール2に復活します。これを確認したら、 中央のスネーキーを船にして左上のハートを回収します。 元の岸へ戻ってから、船は吹っ飛ばしておきます。
6.
この時点で右から2列目にいるスネーキーを上に押して 川を渡り、その左にいるスネーキーを左にどかしてクリアです。

おまけ:この面は、なぜホールを使わずにクリアできるのか?

理由を説明します。 ホール2を使わないとクリアできない面にするためには、 左図(上側)で青い縞をかけたマスには障害物が置けないように しなければなりません。ところが、実際はここに スネーキーを置けるので、ホール2を使う必要がなくなってしまっています。 するとホール1を塞ぐ必要もなくなるので、 ホールを無視したままクリアできる面となっているわけです。

参考までに、もし私がこの面の作者で、 ホールを無視した解答を使えないように改造するとしたら、 左図(下側)のようにします。赤枠の部分が変更場所です。 左図(上側)で青い縞にした部分に障害物が置けなくなっている ことを確認してみて下さい。


というわけで、ホールの必然性がなくなっている件については 解決しましたが、ここまでの解説だけでは 上から5段目のスネーキーと左上のスカルの 存在価値が説明できていません。ひょっとしたら、 製作者側ではこの2匹を使った、もっと違った解答を 用意していたのかも。(単なるダミーだった、という可能性もありますが) もし何か気付いた方がいましたら、 前のページに書いた連絡先まで教えて下さい。